認知症の方が行方不明になった時の対応

 

認知症の方が行方不明になった時の対応

 

家出の中でも、認知症の方が行方不明になった時の対応は難しいものがあります。本人に意識は無いので、自ら帰宅する可能性は低いといえます。認知症である以上、高齢者であることから、事故や商店などに被害を与えた場合の弁償なども考慮しなければなりません。万一、入院中の施設から家出したような場合は、病気が悪化する危険もあります。

 

半面、電車やバスといった交通機関を利用することはできないため、遠い地域まで行く心配がないのは希望です。
基本的にはまず、警察に連絡し、アドバイスを受けます。事故や事件に巻き込まれた場合は、警察が対応することになるので、早めの連絡が必要です。前記した施設からの家出であれば、担当者から連絡があるので、よく打ち合わせし、家出の原因や、行先などに心当たりがあれば伝えます。

 

高齢者二人暮らしの場合に、認知症の配偶者が家出したというケースであれば、自ら探すのは困難なので、家族への連絡も欠かせません。近距離にいる親族に一緒に探してもらうことで、精神的にも落ち着いた対応が可能になります。決して一人で抱え込まず、家族・親族の協力を得ることが大切です。
それとは別に、地域にあるコンビニエンスストアに協力を申し出るのも有効な方法です。コンビニは地域密着の代表的業態ですので、セーフティショップに登録しているなど地域に関する要請には協力的です。スーパーのような大型店と違い、スペースが限定的なことから、来店客の顔をはっきり認識できる優位性があります。

 

コンビニのオーナーは、基本的に地域に居住しているので、近辺の事情に詳しいのも利点です。特にコンビニは24時間営業であることから、深夜に家出した場合はコンビニに立ち寄る可能性は高いといえます。

 

事実深夜にコンビニに来店し、店内を徘徊したことから、従業員が警察に通報し、無事保護されるという事例は多く発生しています。
「警察・家族・コンビニ」をキーワードに、一人でも多く、認知症の方が無事保護されることを願います。